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六本木一丁目のKDI Future Centerには、ゲスト有識者9名とテーマオーナー3名を囲み、約50名のFuture Center Communityメンバーが集った。コミュニティ・エコノミクスというコンセプトに対して、地域、社会制度、ITなどの各方面から、本質に迫る対話が繰り広げられた。
メインテーマ:
コミュニティ・エコノミクス――コミュニティの再編による新市場創造
コミュニティという経済単位に着目し、価値創出の新たな潮流を発見します。自発的な人のつながりや地域のつながりが、新たに生まれたり、社会変化の影響を受けて再編成されることで、今までにないニーズが生まれ、新市場が創造される可能性を検討します。
Part I: 抽出セッション
前半はコミュニティとビジネスの境界領域にまつわる、様々なエピソードが紹介され、ゲスト有識者同士の対話の中で、本質に迫っていった。
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Part II: 組立セッション
後半は、前半の対話から得られた示唆やインスピレーションを使って、Future Center Communityメンバー全員で、「新たなコミュニティが生み出す新市場アイデア」をめざし、ブレインストーミングを行った。チームは、約15人ずつ、次の三つのテーマに分かれてアイデアを出し合った。
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サブテーマ(1): 現地化が生み出す価値
既存の市場を見ているだけでは、新たな価値を生み出せない時代になった。
しかし、地域社会や企業の現場には、まだまだ大きな価値の源泉がたくさん眠っている。地域社会や企業の現場に深く入り込み、新たな人のつながりを築いていけば、そこに新たな市場が生まれる。
このような徹底した「現地化」によって、企業も行政も、NPOも一つになって、価値創出に向かっていけるはずだ。
今、地域社会で起こっている変化は?企業の現場で起こっている変化は?新たなトレンドをキャッチし、そこから新市場を発想したい。
サブテーマ(2): 社会資本の役割の変化
私たちの仕事や生活を支えている社会資本には、様々な種類のものがある。
金融、保険、交通、貿易、IT等のインフラや、学校、自治体、市場、公園、娯楽施設、商業施設等の場、あるいは行政そのものの担う役割が変わってきている。
私たちにとっての豊かさの意味が変わるに従って、これらの社会資本の持つ役割は、わかりやすい利便性や効用の提供から、人のつながりや社会問題の解決などへと、少しずつ変わってきているのではないか。
人と人とのリアルなつながりは、どんな価値を生むのか?社会問題の解決のために、どんなコミュニティが力を発揮しているのだろうか? 深く見ていきたい。
サブテーマ(3): 自発的コミュニティが生み出す市場
インターネットは、あらゆるテーマで自発的に人が集まりコミュニティを形成することを可能にしてしまった。企業は、力をもったコミュニティに翻弄されてしまうのか、それとも手を握って一緒に価値を創出することができるのか。
ネットで情報を共有したコミュニティは、リアルな世界の中で、消費者としても生産者としても、大きな影響を与えるようになった。企業にとっては、自社の事業成長が、消費者あるいは生産者のコミュニティの成長と不可分となる。
自発的なコミュニティは、ユーザ主導イノベーションやマーケティングの鍵を握るのか?
アウトプット: コミュニティ・エコノミクスのマーケット・パースペクティブ
その結果として、「新たなコミュニティが生み出す新市場アイデア」について、次の6つの領域で様々な市場アイデアが得られた。今回の初期目的は、具体的な市場アイデアを5つ特定することであったが、そこまでの詳細化は得られなかったが、逆に、もっと可能性の大きい、「コミュニティ・エコノミクスのマーケット・パースペクティブ」と呼ばれる次の6つの領域を発見できたことは、たいへん有意義であった。
1) 社会問題解決
2) 資源の社会的有効活用
3) 長期的エンジニアリング
4) 知のフェアトレード
5) リスクヘッジング
6) 新サーティフィケーション
詳細に関心のある方は、KDIまでコンタクトしてほしいとのこと。



