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変革やイノベーションのアイデアを試す場を持つことが重要。社内変革では、各ファンクションの困難さ、部門間のコンフリクトをシミュレーションする場。社会イノベーションでは、アイデアに対する、あらゆるステークホルダーのコンフリクトをシミュレーションする場が貴重だ。
ソーシャル・イノベーション・ラボ
社会的課題の解決をイノベーションの原泉とするために
SOCIAL INNOVATION LAB
How to use social issues as a source of innovation
日時: 4月26日(月) 9:00-12:30
場所: 三菱総研(大手町)
申込先: ungc@u-keiai.ac.jp
1. 背景
世界の平和構築のために、国連が企業に協力を求める活動として、グローバル・コンパクトが発足し、今年で10年を迎えます。この間、企業のCSR(社会に対する責任)とグローバル・コンパクトのめざす平和構築とは、少しずつではありますが、接点を増やしてきました。そして次の10年、国連のめざす世界の平和構築を実現するために、企業はもう一歩その活動を進化させ、社会的課題を解決することと、本業のビジネスでのイノベーションを一致させることで、飛躍的なインパクトを挙げていくことが期待されています。
2. プログラムの目的
本プログラムでは、社会的課題から新たな事業の種を発見し、複雑なステークホルダーの要求に応えていくことで、CSRとイノベーションを同時に達成していくための、ソーシャル・イノベーション・プロセスを方法論として提供します。前半は理論と事例の学習、そして後半は「シミュレーション」という新たな手法により、ソーシャル・イノベーションの実現プロセス上で想定されるコンフリクトを体感します。
その結果として、グローバル・コンパクトの原則を成長戦略につなげていく、真の社会企業を増やしていくこと、その担い手であるイノベーション・リーダーを育成することを目的とします。
3. アジェンダ
4月26日 9:00-12:30
9:00-10:00 プレゼンテーション(1)
理論編:社会的投資のリターンを測定する
10:20-11:00 プレゼンテーション(2)
事例編:ソーシャル・イノベーションのケース・スタディ
11:00-12:00 ワークセッション
シミュレーション:小人数グループでイノベーションに挑戦
12:00-12:30 Q&A
4. 参加をお勧めする方
新たなイノベーションの源泉を探索している経営企画担当者
社会に対して事業を通して貢献したいと考えているCSR担当者
BOPや新興市場でのイノベーションの事業企画、技術企画担当者
グローバルな次世代リーダー育成を考えている人材育成担当者
5. ワークセッションの詳細
多くの場合、企業は未来に想定されるニーズを意識せず、現代のニーズに応えることだけに取り組んでしまいます。それは、長期的な利益を無視し、短期的な利益を追求することになります。このセッションは、持続的なビジネスを実現するため、つまり、本業の中心にソーシャル・イノベーションを置くための方法論を提供します。
5.1. 実績
本セッションは、すでに北米、ヨーロッパやアジア太平洋のマネージャーに対する研修で、大きな成果を挙げてきました。ソーシャル・イノベーションが中心となる、新たなビジネス戦略やビジネス・モデルが生み出されています。
5.2. 参加者のベネフィット
イノベーション:グローバル・コンパクトの原則に基づいた真の社会的企業として、社会的責任とイノベーションを同時に成し遂げることで企業の持続性を高める手法を学びます。
リーダーシップ:会社内でCSRを実行する上では、様々な困難に直面します。社会的問題を解決するという企業の責任を果たすことや、企業間の協力の上でのリーダーシップについての理解を深めることで、困難に対応できる方法を学びます。
リスクへの対応力:政治的不安や貧困層など、複雑な問題を抱えるビジネス環境でのリスクを予め知り、組織的に対応するための方法論を学びます。
5.3. シミュレーションのプロセス
ソーシャル・イノベーションの実現に向けてのプロセスで、予想される社内、またはステークホルダーとのコンフリクトをモデル化し、体感するシミュレーションを実践します。参加者は3人から5人の「企業」に分かれ、新興市場で想定されるステークホルダーとのコンフリクトに取り組みます。また、同時に、利益を維持し、行動規範を守るために協力し合います。シミュレーションが進むに連れ、参加者は、どんどん追い上げてくる競合を目前にし、利益を得るための扉はすぐ閉ざされてしまうことを実感します。
このシミュレーションは3つのステージから構成されています:
ステージ1?目標を確認した後、それぞれの企業はビジネス戦略を最適化し、収益を生みながらコストを管理するための方法を確かめ合います。
ステージ2?目前の利益などの財務的な優先事項に注目し、他の優先事項を無視することによって生み出される可能性のある負の結果を痛感します。
ステージ3?企業は、従業員、投資家や顧客のニーズに応える能力を発揮しながら、これらのステークホルダーを引き付けるために競争を繰り広げます。
5.4. シミュレーションを通して学ぶもの
本シミュレーションは、まず、限りのあるリソースや複数の締め切りに直面するといった企業の日々の現状を再現します。その中で、参加者は、時には想定外の目標や価値提供を迫られます。複雑なステークホルダーの要求を同時に満たさなければならないことを学びます。
また、参加者はそれぞれの活動が地域コミュニティに与える影響と、それらが及ぼす問題を実感します。さらに、それらの問題に対応するために社内外のステークホルダーと連携しますが、最も重要なことは、その「ステークホルダーへの傾聴と連携」が必ずしもネガティブな要素ではなく、組織内のイノベーションを促進させるための貴重な機会であることを学びます。
6. ファシリテータ
ディラン・スカダー (東京大学, マイルストーン社 代表)
平和学、コンフリクトマネジメント、CSR戦略のエキスパート
野村 恭彦 (富士ゼロックス KDI シニアマネジャー, 国際大学GLOCOMエグゼクティブリサーチフェロー)
ナレッジマネジメント、イノベーションマネジメント、イノベーション行動科学のエキスパート



